木村眼科クリニック

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院長のコラム


◆納得のいかない医療費支払請求◆  ―初診時特定療養費上乗せについて―


眼科の患者さんから、県の医療相談センターに次のような苦情が寄せられました。
『子供が目をこすりすぎて腫れ上がってしまった。かかりつけの診療所が休診だったため、某病院で診察を受けたら、 紹介状がないとして特定療養費を上乗せして請求された。診療所が休診なのに、どうやって紹介状を書いてもらえるのか』
厚労省の説明では、初診時特定療養費上乗せ制度の目的は『高度先進医療を担う病院と他の診療所との機能分担を推進し、限られた医療費の有効活用と大病院の混雑緩和などの面で、医療の合理化を図るため』とされています。分かりやすく解釈すれば、『先ずは診療所で(安く)診てもらいなさい。それで対応できない時には大病院を紹介してもらい詳しい検査、治療を受けてください。そうしないと大病院が混雑し、かつ医療費の無駄遣いになります。(医療費の有効活用)』という制度です。しかし以下の項目に該当する場合には特定療養費を支払わなくても良いことになっています。
  【1】200床以下の病院
  【2】患者にこの制度について説明をしていない場合
  【3】紹介状がある時
  【4】緊急やむを得ない事情で来院した時
  【5】国の公費負担医療制度の受給者など
従って今回の場合には  【4】緊急やむを得ない事情で来院した時  に該当しますので初診時特定療養費を支払う必要はありません。
医療機関はこのような制度の例外条項を十分に理解して患者さんに迷惑をかけない様にすべきです。



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