木村眼科クリニック

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院長のコラム


◆コンタクトレンズ検診の保険はずし◆  ―条件によっては保険適応も―


今回厚労省は、医療費1兆円削減のための一環として、コンタクトレンズ装用者の定期検査を原則保険の対象外としました。 昨年厚労省は、コンタクトレンズによる失明を含む眼合併症の増加に配慮し、コンタクトレンズをペースメーカー並みの 高度管理医療器機に指定し、その販売も許可制とし、厳しく取り締まる制度を発足させ、検診の重要性を強調したばかりでした。 厚労省の説明によると、『コンタクトレンズ装用者に対して、自覚症状が無いにも拘わらず実施される定期的な検査については、 疾病に対する療養と見なし得ないことから、保険給付の対象とはならない』としております。全国のコンタクトレンズ装用者は 約1500万人に達し、その大部分はソフトコンタクトレンズのため、角膜障害の初期は自覚症状がなく無症状のことが多いのが 特徴です。このことが定期検査の重要な理由ですが、今回の厚労省の保険はづしの説明では、『眼障害が進行し、自覚症状が出てから 保険で受診しなさい』と言うことになります。しかし、多くの眼科医の反対意見に配慮してか、『医師が屈折異常に係る継続的な管理の必要性を認め、 次回の受診を指示した場合及び自覚症あるときは保険診療を認める』としたことです。私たち眼科医はこれまでも、コンタクトレンズ装用者の方には、 継続的定期管理の必要性と重要性をお話してきましたが、今後はこれを守って頂き、指定期日内に受診された方および自覚症状のある方は全て 保険診療を受けることができます。



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